車を買換える時に必ずしなければならないのが自動車保険の「車両入替」手続きです。
新しい車の納車日が決まった時点で、できるだけ早く保険会社に連絡をします。
保険会社に連絡すると、新しい車の情報を求められます。
車検証を送付して、保険の日数を勘案して保険料が計算されます。
新しい車の納車までに保険会社に指定された書類を提出し、保険料を支払って全ての手続きが完了していれば、納車のタイミングで保険は新しい車に移行します。
万一保険会社への連絡を怠ってしまうと大変です。
買換えの連絡がないまま事故を起こしてしまうと保険が使えず、車の修理も対応できない可能性があります。
自動車保険で他社の見積もりを取ってみたら、保険料が安いので切替えたいということがあります。
満期日で保険を切替える場合は簡単で、新たな保険会社との間で契約が結ばれていれば、特に以前の保険会社に連絡する必要はありません。
手元に新証券が届き、満期日の時点で、新たな保険会社にきちんと保険料が支払われていることが必要です。
前の契約が無事故だった場合、新たな保険会社では現在の等級から1つ上がった等級でスタートになります。
以前の保険会社で新契約するのとまったく同じ条件で保険を開始できます。
契約満了日を待たずに新しい自動車保険に乗換えたい場合、現在加入している自動車保険の解約手続きをする必要があります。
契約した保険会社に解約の意志を伝えて、解約申込書を送付してもらいます。
解約申込書に必要事項を記入し、必要な書類を添えて提出すれば手続き完了です。
年払いで保険料を払っている場合、解約で保険料は戻りますが月割り計算となるので戻りは若干少なくなります。
★車検証
自動車保険の見積りや契約の場合には車検証が必要です。
車台番号やナンバーなどの情報が必要なためです。
車検証は車の中に保管しておきましょう。
また、コピーを取って保険証書などと一緒に別の場所に保管しておきます。
車検証は、所有者欄が販売店になっている場合があります。
通常、ローンで車を買った場合は、ローンの返済が終わるまで販売店名義になっています。
ローンの返済が終わったら、名義変更をしておくようにおすすめします
★保険証券
自動車保険の見直しや更新をする場合には、最新の保険証券が必要となります。
保険証券には、契約者の情報、等級、適用範囲、補償金額、車種、使用目的など、重要な情報が書かれています。
保険会社から送られてきたら契約内容に間違いがないかを確認し、決まった場所に大切に保管しておきましょう。
自賠責保険証明書は、携帯が法律で義務付けられているので、車内に保管しておく必要があります。
一方、任意保険の保険証券には、携帯義務はありません。
しかし、保険会社の連絡先や必要な情報がわからないと、いざというときの対応に手間取るので、保険証書のコピーを車検証などといっしょに車内に保管しておくのがよいでしょう。
★免許証
ゴールド免許を所持していることで、保険料が安くなるケースがあることはよく知られています。
自動車保険の申込みの際には、免許証の記載事項をいくつか記入する必要があります。
MT車/AT車限定といった条件などによって保険料は少しずつ異なりますので、正確に記入しましょう。
免許証に記載されている個人情報に変更があった場合は、届け出が必要です。
引越しや結婚などで免許証に記載されている個人情報に変更があった場合は、速やかに所轄の警察署などに届け出をします。
★年払いと月払い
自動車保険の支払いには、契約時に1年分を前もって一括で支払う「年払い」と、月割りした保険料を支払う「月払い」の2種類があります。
年払いは、一般的に月払いよりも支払う総額が少なくなります。
一方、月払いは保険料を分割払いにできるので、一時的に家計に大きな負担がかかるのを避けられるというメリットがあります。
★支払方法の種別
「現金払い」や「銀行振込」「クレジットカード払い」での保険料支払いが多いのが代理店経由の自動車保険です。
一方、インターネットなどで保険会社と直接契約するダイレクト型の契約では、「口座振替」「クレジットカード払い」「コンビニ払い」が主流です。
24時間いつでも、近所でサッと支払いが済ませられる「コンビニ払い」も多忙な方には便利と言えるでしょう。
ただし、保険会社によって選択できる支払い方法は異なります。
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