★現場対応
事故受付は、どの保険会社も24時間365日受付けています。
しかし、事故処理については、休日・夜間で差がありますので注意が必要です。
事故対応でダイレクト型と代理店型とで違いがあるか?という点についてはあまり差がないのが実態です。
実際は、事故現場には保険会社の担当者は来ないで、故障などのトラブルがあればロードサービスが来ることになります。
これはダイレク型でも代理店型でも、担当者が事故直後の現場へ行ってもすることが無いというのが最も大きな理由です。
事故や故障で車が動かなくなった時のことを考えると、ロードサービスに加入しておくことが必須です。
事故の際、加害者、被害者を問わず、まずは現場で出来ることは自分で全て行うのが基本です。
自分が加害者の場合は次のような対処をしなければなりません。
・けが人を安全な場所へ移して、救急車、警察へ通報する。
・二次的な被害を防止するために、発煙筒、停止表示機材を設置する。
・警察に届け出て、事故証明書発行の手続を行う。
・保険会社に連絡する。
自分が被害者の場合は次のような対処をします。
・お互いの身元を確認する。車検証、免許証をコピーする。
・現場の確認、目撃者へ協力依頼をする。携帯カメラで現場撮影を行う。
・警察に届け出て、事故証明書発行の手続を行う。
・保険会社に連絡する。
事故を起こした時のために、必要となる保険証券かそのコピーを常に車の中に保管しておきましょう。
★示談交渉
示談交渉は、保険会社の担当者が相手側と過失割合や損害額などの交渉を行います。
最終的に自分と相手側が交渉結果に同意すれば示談は成立です。
一般的な自動車保険の示談は、過去の似たような事故の判例、裁判例を基準にして、双方が折衝することになります。
これは代理店型、ダイレクト系に共通です。
事故直後に相手が直接示談交渉を持ち込んでくる場合がありますが、法外な慰謝料を請求されたり、逆に損害よりも少ない額で済まされてしまうことがあります。
現場での判断は危険と心得て、必ず保険会社に対応を任せましょう。
手続は保険会社の指示に従って、必要書類を用意してください。
必要書類には、保険金請求書や交通事故証明書、診断書、診療報酬明細書、被害物の修理の見積りなどがあります。
続いて、事故状況や損害状況、怪我の治療についてなどの調査が行われます。
すべての調査が終わると、最終的な保険金の額が確定します。
保険会社から説明を受けたあとで、補償相手の指定口座へ保険金が支払われます。
保険会社を選ぶ時に、保険料、事故対応などのほか、重要なポイントとして特に比較して欲しいのがロードサービスです。
ロードサービスとは、タイヤのパンク、バッテリーあがり、鍵の閉込み、ガス欠、レッカー移動、緊急修理、代車貸与など、自動車に関するさまざまなトラブルに対処してくれるサービスです。
自動車保険に加入すると、ほとんどの場合ロードサービスが付帯しています。
しかし、サービス内容は保険会社によって大きな差があります。
車で遠方まで外出する機会が多い方は、重視すべきポイントです。検討中の保険会社がどうなっているかよく確かめてみましょう。
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